淺川組が活動2カ所目 紀美野で企業の森

 和歌山県が企業や団体に参加を呼び掛けて進めている森林保全事業「企業の森」に、総合建設業の㈱淺川組(和歌山市小松原通)の参加が決まり2月27日、県庁で協定の調印式が行われた。

 同社は紀美野町下佐々の山林で2008年から「紀美野 あさかわの森」として10年間の森林保全活動を実施。今回は2カ所目の活動となり、同町中田の山林0・5㌶で植栽や下刈りなどを実施し、自然林の育成を目指す。

 調印式には仁坂吉伸知事、同社の池内茂雄会長や栗生泰廣社長、活動地である同町の寺本光嘉町長、和海森林組合の美野勝男代表理事組合長らが出席。仁坂知事、池内会長、寺本町長の3人が協定書に署名した。

 仁坂知事は「森林保全プロジェクトに熱心に参加され、心から感謝している」とあいさつ。池内会長は「会社の理念である『人と環境のハーモニー』に基づき、これからも社会貢献できれば」、寺本町長は「地域と企業、行政が一体となって森づくりを進めることができ、うれしい」と述べた。

 企業の森の参画団体数は77企業・団体、活動地は85カ所となる。

協定書に署名する(左から)池内会長、仁坂知事、寺本町長

協定書に署名する(左から)池内会長、仁坂知事、寺本町長