空気も大切に描いて 「光風」初の絵画展
絵画グループ「光風」(塩崎忠造代表)初の作品展が5日まで、和歌山県和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国2階ギャラリー龍門で開かれている。
同会は絵画を楽しむ同市や岩出市、紀の川市、海南市や有田市などに住む60代から80代の仲間10人で発足。県展などの公募展で活躍するメンバーも在籍し、描き始めて日の浅い人から50年近い人まで、画歴もさまざま。多くが絵画グループに所属していなかったため、互いに切磋琢磨(せっさたくま)できる発表の場をつくろうと、展覧会で作品を持ち寄ることにした。
小品から50号までの油彩や水彩画約40点を展示。会場には画面いっぱいに描かれた華やかな花の束、串本の岩礁に寄せる荒波、静かな朝霧の棚田や余呉湖の冬景色などの作品が並ぶ。
出品者の一人、中尾久代さんは「その場で感じた空気を大切に描いています。普段はそれぞれ独自に描いているため、この機会にぜひ皆さんからご意見を頂きたいです」と話していた。午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。