仕事への誇り胸に 塗装工業会県支部が50年周
一般社団法人日本塗装工業会県支部(嶋美知夫支部長)の創立50周年記念祝賀会が6日、和歌山県和歌山市七番丁のモンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)で開かれ、98人が節目を祝った。
同支部は1967年創立。1996年に白浜町で678人が集う全国大会を行い、創立30周年の記念にボランティアとしてつわぶき会の外壁を塗装。2003年に札幌で開かれた全国建築塗装技能競技大会では島米塗装店の嶋浩司さんが2位に輝いた。11年には台風12号の被災地ボランティアに参加し、17年11月に行われた50周年記念事業の扇ヶ浜ビーチハウスの外壁塗装には48人が参加した。黄綬褒章や瑞宝単光章を受章した会員も多い。
嶋支部長は「50年間でエコ塗料やコストダウンと塗装業界も変化してきた。技術が進歩しても、誠意を持って仕事をすることが大事。協会の一員としての誇りを胸に明日からも頑張りたい」と式辞を述べた。
日本塗装工業会の乃一稔会長は「働き方改革やキャリアアップなど取り組まなければならない課題がたくさんある。先輩方が築いてきた塗装工事業を希望ある業種として引き継ぐため、それぞれの支部の協力がますます大事になる」とあいさつ。
その後、扇ヶ浜ビーチハウスでの記念事業について仁坂吉伸知事から嶋支部長に感謝状が贈られ、長年活動してきた役員や建設塗装の仕事に取り組んできた会員の表彰が行われた。表彰されたのは次の皆さん。
国土交通省土地・建設産業局長表彰=上野山正明▽(一社)日本塗装工業会会長表彰=阪口順治、田中弘一、萬賀清司、森田和則▽(一社)日本塗装工業会近畿ブロック表彰=栗原佳宏、青松直仁▽(一社)日本塗装工業会県支部表彰=玉置栄一、辻岡弘一、今田大成、小川均▽感謝状=室谷輝夫、関西ペイント販売㈱