科学技術改善に貢献の7人 県発明考案表彰

 優れた発明や考案により科学技術の改善向上に貢献した県民の功績をたたえようと、和歌山県は5日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で、2017年度県発明考案表彰の授与式を行った。

 表彰を受けたのは、優秀な発明などにより科学技術の向上に寄与し、県産業の振興に貢献した人に授与する発明賞が3件4人、優れた創意工夫によって生産技術の向上などに貢献した人に授与する創意工夫功労賞が3件3人の計6件7人。

 仁坂吉伸知事は「ものづくりは県の主要産業で、大事な成長の原動力。先人の後を追って発明や考案をしていただき心強い」と祝福の言葉。受賞者を代表し、㈱島精機製作所(和歌山市)の南方勝次さんは「悩ましい課題があるからこそ成長できる。栄誉を糧に一層の努力を続けたい」と述べた。

 受賞者の皆さんと発明や業績は次の通り。
 【発明賞】髙橋良直(剤盛堂薬品㈱)逆流性食道炎治療薬▽山本創(同)漢方軟膏剤の製造方法▽南方勝次、森淳(㈱島精機製作所)横編機

 【創意工夫功労賞】西嶋航平(スガイ化学工業㈱和歌山事業所)休止設備の有効利用による生産性改善▽左近伸一朗(太洋工業㈱)銅めっき装置改良による作業負荷軽減および生産性の改善▽奥田章夫(㈲丸之内マシーナリ)精密加工部品面取り寸法高精度測定装置の機能向上

仁坂知事から表彰状を受け取る受賞者

仁坂知事から表彰状を受け取る受賞者