夢や感謝を発表 少年メッセージ海草大会
中学生が思い思いのテーマで深めた思索を発表する「少年メッセージ2018」の海草地方大会が17日、和歌山県海南市日方の市民会館で開かれた。同市と紀美野町内9校の代表生徒が登壇し、未来の夢や周囲の人々への感謝などについて堂々と話した。
主催した海草地方青少年育成推進員等連絡協議会の辻敏弘会長は「若者らしい意欲に満ちた発表をしてください」と呼び掛けた。
最初に発表した下津第一中3年の中西那々子さんのテーマは「選択をするということとは」。入学当時、クラブ活動で何に取り組むか悩み、ソフトテニス部を選択した。上位大会を目指すなどの目標が持て、入部して良かったと感じるようになった体験から「自分の可能性を信じることが必要です」と述べた。
続く紀美野町立野上中3年の中西祥太郎君は「命の尊さ」をテーマに発表。祖父との楽しいプロ野球観戦が野球に取り組むきっかけになったことを紹介し、その感謝と祖父を亡くした悲しさを語り、「命は自分のものだけではないので、精いっぱい生きたい」と力を込めた。
審査の結果、優秀賞に第三中3年の榎本翠さん、美里中3年の林香里さんが選ばれ、7月28日に和歌山市民会館で開かれる県大会に出場することが決まった。
会場ではアトラクションもあり、第三中吹奏楽部が「ダンシングヒーロー」などを演奏した。
メッセージを発表したその他の生徒は次の皆さん。
山部沙也花(海南3年)▽西川侍元(下津第二1年)▽玉置未祈(巽3年)▽鳥羽萌(亀川3年)▽箸尾乃絵瑠(東海南1年)