「#不登校は不幸じゃない」全国で座談会
不登校の当事者や支援者たちが交流するイベント「#不登校は不幸じゃない」が19日午後1時から、和歌山県和歌山市栗栖の浄土寺で開かれる。
このほど『学校は行かなくてもいい』を出版した同市の小幡和輝さんが発起人。自身も不登校だった立場から「不登校を肯定するムーブメントをつくりたい」と呼び掛け、全国100カ所で同時開催される。夏休みの終盤、新学期を前に学校に行くのがゆううつになる時期に合わせて企画した。
学校に行くのがつらいと感じている児童や生徒、その保護者、不登校の経験がある人たちが対象。座談会では社会福祉士らを交え、参加者がざっくばらんに意見交換する。
同市での主催者で、座談会の進行役を担うタカガキヨーコさんは「不登校の子たちは学校に合わなかっただけで、他にも生き方はたくさんある。このイベントでは当事者に会え、会場にいるのは肯定してくれる人ばかり」と話す。
タカガキさんにも、学校に通わずに自分の道を歩む13歳の息子がおり「ママにとって、大きな心の負担になっている部分があるかもしれませんが、頑張らなくても子どもは愛され、人生を歩んでいける。ママたち自身も人生を楽しめるようお手伝いしたい。気軽にトークをしませんか」と呼び掛けている。
カラーセラピー「カラーリアム」や、コミュニケーションツールとしてのカードゲームの体験ができ、大きなシャボン玉作りなども行われる。午後5時まで。参加無料。申し込み、問い合わせはメール(futoukouwakayamashi@gmail.com)へ。