休校の吉原分校にヒマワリ 14・15日に開放
3月末で休校となった和歌山市立安原小学校吉原分校の敷地内で、元分校生や地域住民らが植えたヒマワリの花が満開を迎えている。
休校後も元分校生や地域住民らとのつながりを大切にしようと、元教員らの呼び掛けで「分校大好きプロジェクト」を企画。5月のこいのぼり揚げに続く第二弾の取り組みとして、6月10日に10人ほどが集まり、休校前から夏の恒例となっていたヒマワリの種を植えた。
運動場など4カ所で計約100本が芽を出し、7月上旬から大輪を咲かせ始め、現在は2㍍ほどの高さに育った。
休校により、地域から子どもの声やチャイムの音がなくなり、寂しいと訴える高齢者らがいる中、ヒマワリの大輪を見て「きれいに咲いてるよ」「うれしい」と喜びの声が届いているという。
元分校勤務でヒマワリを世話している本校の坂本佳世子教諭は「これからも分校で地域と何かできることがないか、考えていきたい」と話していた。
里帰りのシーズンに合わせ分校は14、15の両日、午前10時から午後3時半ごろまで、校舎を含め敷地内を開放する。卒業生らに母校訪問を呼び掛けている。