けやき大通りがバーに ウイスキーイベント
アメリカの代表的なテネシーウイスキーの銘柄「ジャックダニエル」のさまざまな味わいと世界観を体感できるイベント「ジャックダニエル・エクスペリエンス2018ジャパン」が16日、和歌山県和歌山市のJR和歌山駅前けやき大通りで開かれた。
ジャックダニエルはブラウン・フォーマン社が製造し、日本では2013年からアサヒビール㈱が輸入販売を手掛け、今回のイベントも同社が主催した。
昨年は47都道府県で実施し、約1万3000人が来場。集客などが好調だった17都市で2回目の開催が決まり、近畿では昨年500杯以上を売り上げた和歌山市と、大阪市、神戸市の3カ所のみ。
会場には、全国に2台しかない移動式の漆黒の「ジャックバー」が登場。ジャックダニエルやジャックダニエル・テネシーハニーを使用したソーダ、ジンジャーなど5種類のドリンクをワンコインの500円で販売し、訪れた人は昼下がりから心地よく酔いを楽しんだ。
専門スタッフによる有料試飲を含むミニセミナー「トーク&テイスト」も人気を集め、受講者はサトウカエデの木炭でウイスキーをろ過する「チャコール・メローイング」をはじめ、独自の製法やブランドの歴史の説明を受け、試飲では、チャコール・メローイングと熟成を2度行い、流通量が少ない高級銘柄「ジャックダニエル・ゴールド」を含む4種類を味わい、香りやこくの違いを堪能した。
アサヒビール和歌山支店の横田恭史支店長(56)によると、ジャックダニエルの売上は全国的に増加し、特に近畿の伸び率は全国より高く、「より多くの方に知ってもらい、味わい、楽しんでほしい」と期待を寄せた。大阪府阪南市の会社員、梅田篤志さん(40)は「知らなかった銘柄も試飲でき、違いを味わえて感動した。ジャックバーも楽しく、こういうイベントがあれば次もぜひ参加したい」と話していた。