妖怪でまちおこし 11月~海南でイベント

 和歌山県海南市の中心市街地の活性化を目指し「妖怪」をテーマに多彩な催しを展開するイベント「妖怪まつり」が11月1日から12月25日まで、市内で開かれる。屋台村や飲食店のスタンプラリー、県出身の漫画家、マエオカテツヤさんのイラスト展など、趣向を凝らした内容で実施する。

 市民グループ「ふるさともりあげ妖怪」(小杉真喜子代表)が主催。期間中の4日を「妖怪DAY」、10日を「妖怪Night」として、海南駅前広場で妖怪にちなんだマルシェ(軽トラ市や)屋台村が開かれ、24日にはマエオカさんが「妖怪百物語」として永楽寺(同市、且来)で話すなど、イベントが盛りだくさん。

 2カ月近くの長期間にわたり継続開催されるのは「妖怪百鬼夜行」と「マエオカテツヤ妖怪イラスト展」。“百鬼夜行”は同市をはじめ、和歌山市、紀美野町内の25カ所の飲食店店主の個性を、マエオカさんが妖怪のキャラクターに仕上げて作成した「妖怪スタンプ帳」があり、全スタンプを集めると賞品がある。また、イラスト展は琴ノ浦温山荘、紀州漆器伝統産業会館うるわし館などで開かれる。

 主催の同グループが開いた記者会見には、メンバーやマエオカさん、小杉代表の孫で妖怪「座敷たわしちゃん」に扮(ふん)した淵川里望(りの)ちゃん(6)らが出席。小杉さんは「妖怪は子どもから大人まで親しめる要素なので、継続して開催し海南を盛り上げたい」、マエオカさんは「親交のある博物学者、荒俣宏さんから和歌山には面白い妖怪が多いと指摘されたこともあり、海南を妖怪でさらに盛り上げたい」と話した。

 問い合わせは小杉さんへ電話(℡080・5787・1919)、またはメールで。

イベントをPRする実行委員会メンバー

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