感動と勇気のプレー期待 市高にセンバツ旗

第91回選抜高校野球大会に出場する市立和歌山高校(和歌山県和歌山市六十谷、勝本泰弘校長)で18日、センバツ旗の授与式が行われた。出場は3年ぶり6回目。

同校体育館で生徒と教職員ら約600人が拍手で迎える中、野球部員がユニホーム姿で入場。校歌を斉唱した後、主催する毎日新聞の麻生幸次郎和歌山支局長から勝本校長、勝本校長から米田航輝主将にセンバツ旗が手渡された。

麻生支局長は「紙一重の戦いを勝ち抜くことの大切さ、難しさを肝に銘じていると思う。1勝でも多く歴史を刻んでほしい」、県高校野球連盟の花本明会長は「全国の頂点を目指して紫紺の優勝旗を再び紀州路へもたらしてください」と激励した。

半田真一監督は「改めて身が引き締まる思いでいっぱい。しっかり準備して全力で戦いたい」と謝辞を述べた。センバツ旗を手にした米田主将を先頭に選手は力強い行進で退場した。米田主将は「期待に応えたい。自分たちの力を出し切って応援してくれる人に感動や勇気を与えるプレーをしたい」と意気込みを語った。

大会は3月23日から12日間にわたり、阪神甲子園球場で熱戦が繰り広げられる。

センバツ旗を手に米田主将を先頭に行進する野球部員

センバツ旗を手に米田主将を先頭に行進する野球部員