智弁OB川崎さん監督 明豊がセンバツ勝利
第91回選抜高校野球大会2日目の24日、智弁和歌山OBの川崎絢平さん(37)が監督を務める明豊(大分)が、優勝候補の横浜(神奈川)を13―5の大差で破った。
川崎さんは海南市出身。智弁では1年時から遊撃を守り、1997年夏には、2学年上で現在智弁を率いる中谷仁さんと共に全国制覇を果たした。夏の甲子園は3年連続で出場。立命館大学を卒業後は社会人クラブ・和歌山箕島球友会を経て智弁のコーチに。2012年に明豊の監督に就任した。
24日の横浜戦は、最速153㌔の直球を誇り大会ナンバーワン左腕の呼び声が高い及川雅貴投手と対決。出場32校中、秋の公式戦で3位のチーム打率を記録した明豊は4点を追う3回に及川投手を捉え、一挙5点を挙げて逆転し、その後も着実に加点した。
試合前から「高めのボール球を見極め、速い直球を打ち返せるようにしたい」と話していた川崎さん。「8強入りした2年前の夏よりも投手に安定感がある」とチームの力に自信を見せており、勝ち進めば県勢との対戦も期待される。
次戦は7日目(29日)に札幌大谷(北海道)と対戦予定。