まちの魅力一冊に 紀の川市がガイド本刷新

和歌山県紀の川市は、市の魅力を紹介する観光ガイドブック「Sweetrip(すうぃ~とりっぷ)紀の川市」を10年ぶりに刷新した。市役所や各支所、道の駅などに設置する他、市内外でのイベント出展の際に配布を予定。「フルーツ王国、紀の川市で甘く満たされる旅を楽しんで」と呼び掛けている。

ガイドブックは昨年7月に発足した「ガイドブック作成委員会」の9人によって作成。情報発信力のある若者をターゲットに、何度も同市を訪れたくなるようなデザインや内容に工夫を凝らした。 A5判のフルカラー40㌻、マップ付きで2万部を作成。インバウンド(訪日外国人)向けに英語版のマップを作成した他、スマートフォンでガイドブック内のQRコードを読み取ると英語と中国語、韓国語の翻訳ページを閲覧することができる。

「きのかわフルーツ特集」では、キウイやイチゴ、ミカンやイチジクなどのフルーツを使った商品や料理の情報を掲載。「きのかわ女子と巡る!紀の川市1日旅」は、貴志駅やスカイスポーツ、医聖・華岡青洲など市内の観光施設や地元ランチなどを市観光キャンペーンスタッフが巡りながら紹介している。

西国三十三所観音霊場第三番札所の粉河寺の紹介ではVR(仮想現実)技術を使用。ガイドブック内のQRコードを読み取ることで同寺を散策しているような臨場感が味わえる。

観光振興課の瀧本尋紀主事(28)は「一年間フルーツとふれあえるのが紀の川市。このガイドブックを持って旬を感じて」、大谷友了(ゆり)主事(24)は「紀の川市の魅力がたっぷり詰まったガイドブックが出来上がりました。フルーツたっぷりの〝きのかわ旅〟を楽しんでください」とPRしている。

ガイドブックの問い合わせは同市(℡0736・77・2511)。

「『きのかわ旅』を楽しんで」と瀧本主事㊨と大谷主事

「『きのかわ旅』を楽しんで」と瀧本主事㊨と大谷主事