遺児の進学支援を あしなが学生募金
親を亡くした子どもたちなどの進学を支援する「あしなが学生募金」が19日、全国200カ所で始まった。和歌山県内では同日、JR和歌山駅前で同募金事務局の学生6人とボランティアの高校生4人が活動。日本とアフリカの遺児を支援するために協力を呼び掛けた。20日、26日、27日にも同所で実施する。
一般財団法人あしなが育英会が春と秋に全国で行っており、昨年秋には全国で約1億400万円が集まった。関西では29カ所で実施。県内では同駅前のみ。
集まった募金は、遺児学生や親に障害があり働けない子どもたちの奨学金と最貧国とされるアフリカのサブサハラの優秀な遺児学生の教育支援に使われる。
同事務局関西エリア局員で、和歌山赤十字看護専門学校3年の泉史織さん(20)は「自分も奨学金で今の学校に進学できた。親がいないから進学できないと思っている人や、遺児のことをよく知らない人たちに募金活動や奨学金の存在を知ってもらいたい」と話していた。
募金活動はいずれも午前10時から午後6時まで。