真心こめた手作りテーブル 和工生が寄贈

和歌山県立和歌山工業高校(和歌山市西浜)産業デザイン科の生徒らは25日、製作した木製テーブル12卓を、「おっとっと広場」(和歌浦南)に寄贈した。

同科3年生8人、2年生6人の14人が製作。同所で行われた寄贈式には3年生7人と同科担任の山下弘晃教諭が出席し、おっとっと広場を運営する㈲ベイサイド和歌浦(岩橋一博社長)の澤口雄正館長に贈った。

生徒を代表して宮坂樹さん(18)が「地域活性化の拠点となる『おっとっと広場』で長く使ってもらえるよう、12卓の作業量は大変だったが真心を込めて製作しました。私たちも和歌山の魅力を発信できるようにしていきたい」と話した。

テーブルは4人掛けで1200㍉×750㍉、水性塗料をはけで塗り味わいのある落ち着いた色目。レーザー加工で表面に「日本遺産 絶景の宝庫 和歌の浦」「和歌浦漁港おっとっと広場」、同校の課題研究「ものづくり班」の文字を彫刻。テーブルの脚は強度を高めるため建築部材の丈夫な鉄筋が使われ、また足元が広くなるように工夫されている。

澤口館長は「11月3日のしらすまつりに間に合うように製作してもらい、大変感謝している」と喜んでいた。

テーブルを手に生徒たちと澤口館長㊨、中山勝裕専務取締役㊧

テーブルを手に生徒たちと澤口館長㊨、中山勝裕専務取締役㊧