13施設が熱戦 大阪矯正管区奨励剣道大会

 大阪矯正管区の職員剣道奨励大会が15日、和歌山県和歌山市中之島の県立体育館で開かれた。

 護身術の基礎となる武道の成果を披露するため開かれ、和歌山刑務所をはじめ、近畿にある刑務所や拘置所など13施設から経験年数の少ない若手職員や高段位を取得していない職員が参加。和歌山では初めての開催となった。

 各施設が予選リーグとトーナメント戦を行う団体戦と、26人が参加する個人戦を実施。3本勝負で行われた。体育館には威勢のいい掛け声とともに竹刀のぶつかる音が響き、気迫あふれる試合が展開された。

 団体戦に出場した和歌山刑務所看守の峯山美香さん(22)は「試合に出られることに感謝して、恥ずかしくない剣道をしようと思いました。上を目指して次の試合に挑みたいです」、宮﨑史華さん(19)は「久しぶりの試合で緊張しました。相手が男性の試合もあり、力で押されないように、隅に寄らないように、考えながら挑みました」と話していた。

 大会の結果、団体では大阪刑務所が優勝、個人では大阪拘置所看守の篠前貴博さんが優勝した。和歌山刑務所からは看守の宮城緑さんが敢闘賞に選ばれた。

各施設の職員が熱い戦いを見せた