自社の働きがいをPR わかやま就職フェア
和歌山県内に本社や拠点のある企業が参加する合同企業説明会「わかやま就職フェア2019」が4日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれ、約160人の求職者が企業ごとに設けられたブースで採用担当者から事業内容や採用までの流れなどについて説明を受けた。
和歌山労働局や県経営者協会就職支援センターなどが主催。建設、製造、医療などさまざまな業種の106社が参加した。
採用担当者らは自社の働きがいや人材育成の方針などをPR。和歌山市と岩出市に学習塾を展開する㈱喜望ゼミナール(和歌山市)の鈴木康広常務は、講師の仕事について「子どもと関わりながら成長を見守ることができ、子どもと一緒に合格を喜べる」とやりがいを強調。インフラの調査点検などを行っている東洋検査工業㈱(同)の藤田大輔さんは「社会の基盤を支える重要な仕事。需要も拡大している」とし、「社内では文系出身の技術者も活躍している。調査に必要な資格取得の支援にも力を入れています」と語り掛けた。
参加した海南市の男性(24)は「前の職場は休日に働くことが多くプライベートの時間がほとんどなかったので、ワークライフバランスを実践できる職場を探しています。いろいろな会社の話を聞けて良かったです」と話していた。