真心のちゃんちゃんこ 和裁協が高齢者に贈る

和歌山県和裁協会(田村喜久子会長)は9日、岩出市船戸の高齢者福祉施設「ケアセンター憩いの里船戸」を訪問し、利用者にクリスマスプレゼントとして「綿入れちゃんちゃんこ」を贈った。

同協会は2004年から毎年福祉施設などを訪問。心と体ともに温もりを感じてもらおうと、会員20人が協力して着なくなった着物を仕立て直し20着のちゃんちゃんこを作った。

利用者は花柄やチェック柄のちゃんちゃんこを見ながら自分の好きなものを選び、会員が利用者に着せた。

田村会長は「会員みんなで真心込めて縫っている。温かい気持ちを少しでも受け取ってもらえればうれしい」と話した。

綿入れちゃんちゃんこの贈呈は今回で310枚となった。