きのくに信金 「プラチナくるみん」に認定
和歌山労働局(池田真澄局長)は26日、育児休暇制度などを利用しやすく、子育てがしやすい職場環境整備に取り組む子育てサポート企業の中でも、より優れた実績を上げた「子育てサポート特例認定企業(プラチナくるみん認定企業)」に、きのくに信用金庫(和歌山県和歌山市)を認定した。県内ではことし初で県内3社目の特例認定となった。
子育てサポート企業(くるみん)は「次世代育成支援対策推進法」に基づき、行動計画を策定した企業の中で、計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たすと認定される。「プラチナくるみん」はさらに高い水準の取り組みを行う企業を評価し、活動を促進する。
同金庫は2016年にくるみん認定を受けた。プラチナくるみんの認定基準で同金庫は「男性の育休取得率が13%以上」に対し38・46%、「女性の育休取得率が75%以上」に対し100%、「育休取得後、子どもが1歳に達するまで在職している女性労働者の割合90%以上」に対し100%と高い水準で達成。子育てがしやすい環境を整えていることが評価された。
認定通知書の交付式は同労働局で行われ、池田局長が同金庫の田谷節朗理事長に通知書を手渡した。池田局長は「和歌山のリーディングカンパニーとして地元企業をけん引し、貢献してもらいたい」と期待を寄せ、田谷理事長は「育児や子育て支援に力を入れてきたのでうれしい。認定を機に、和歌山の企業の模範となれるようにより一層、環境整備に努めていきたい」と話した。