新会長に山崎氏選出 和歌山弁護士会の新役員
和歌山弁護士会は21日、2020年度の新会長に山崎和成氏(51)を選出した。副会長には土井智也、大谷惣一、芝野友樹氏の3氏が選ばれた。任期は4月1日から来年3月31日まで。
山崎氏は和歌山県紀の川市出身、同志社大学法学部卒業。同会では犯罪被害者支援委員会委員長、和歌山弁護士会副会長、民暴非弁委員会委員長を歴任している。
新役員は21日、和歌山市四番丁の和歌山弁護士会館で会見を行い、山崎氏は執行部の姿勢として「地元の在野法曹として、県民のために法的サービスの充実を図っていきたい」と抱負を述べた。
主な取り組みとして、いじめや不登校、保護者からのクレームに対し、公立学校がすぐ弁護士に相談できるスクールロイヤー制度の行政と連携の上での導入や、訴状や申立状が届いた人が無料で相談できる民事・家事当番弁護制度の広報、災害時の法律相談の需要を想定した市町村との災害協定を挙げた。
同会の21日時点の会員数は県内145人。