ミセス世界大会でグランプリ 浅野恵美さん

昨年12月にミャンマーで開かれた女性の内外の美しさを競う世界大会「ミセスアジアインターナショナル」で、和歌山県和歌山市出身の浅野恵美さん(42)がグランプリを受賞。浅野さんは「光栄なタイトル(称号)を頂いた。これからも美学を世の中に伝えていきたい」と喜びを話した。

同大会には12カ国から23人が出場。チャリティー活動の他、各国のナショナルコスチュームやステージ、英語での面談などの審査がある。

浅野さんは美容医療や人の第一印象を良くするイメージコンサルティングなど、内面と外側の美を扱う㈱EMMYメディカルビューティー(東京都)の代表。また「ミセス・インターナショナル日本2019」のファイナリスト。日本代表のオファーがあったのは11月末。浅野さんにとって会場のミャンマーは、かつて事業を始めるために訪れ、たくさんの事業家と学び、縁をつくり、チャンスをもらった場所だった。今回もミャンマーとの縁を感じ、行きたい思いはあったが仕事との調整もあり、出発の5日前に出場を決意した。

その後すぐに日本舞踊や英会話を特訓。衣装や髪飾りのヘッドドレスは「自分に似合うもの、気に入ったものでなければすてきに見えないし、モチベーションが上がらない」とこだわりを込めて、さまざまなプロの協力で仕上げてもらった。

ステージでは「さくらさくら」に合わせて日本舞踊を披露。ナショナルコスチュームではキラキラ輝くドレスに菊や牡丹、クジャクが染め抜かれた華やかな打ち掛けを羽織り、たくさんの花をあしらったヘッドドレスを着けてステージを歩いた。面談ではミャンマーの印象や大会への思いを語った。

8日間の大会日程について、浅野さんは「精神と体力の勝負だった」と振り返る。チャリティーで多くの寺院を巡り、審査では緊張が張り詰める。その中でも絶対にタイトルを取ると心に決め、自分の軸がぶれないように意識したという。

浅野さんは「美しくなると自分も楽しくなり、その姿を見て周りも楽しくなる。美を通して世の中の人に幸せを届けられるよう、自分を磨いていきたい」と話している。

ティアラを手に浅野さん

ティアラを手に浅野さん