先払いで飲食店応援 清水印刷がチケット製作
新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛で苦境が続く飲食店を支えようと、清水印刷㈱(和歌山県和歌山市東高松、清水雅司代表取締役)は、「先払い和歌山飯チケット」を製作。希望する県内の飲食店に無料で配布している。利用客に応援したい店のチケットを購入してもらい、飲食店の売り上げを確保する仕組み。
店名を記入し、はんこを押すだけでその店の飲食チケットとして利用可能。それぞれの飲食店で客にチケットを購入してもらい、感染症が収束し、通常営業を再開した時に店で使ってもらう。チケットは6000円分を5500円(税込み)で販売する。
印刷業界で何か飲食店の助けになることはないかと考え、秋田県のデザイナー、東海林諭宣(あきひろ)さんが始めた取り組みに賛同して同社で和歌山版を作り、15日にフェイスブックに投稿。取り組みは和歌山以外にも福島や大阪にも広がっているが、県内の飲食店でチケットを渡せたのはまだ数軒だという。
チケットは100枚セットでポスターと説明書付き。使用期限は12月31日までだが、利用制限や期限などのルールは各店で作ることができる。
清水代表は「印刷業は他からの注文があって成り立つ仕事なので、飲食店に元気がないとこちらも大変。チケットで飲食店が元気になってくれたらうれしい」と話している。
先払い和歌山飯チケットに関する問い合わせ、申し込みは同社のフェイスブックか清水代表(℡090・6919・9418)。