休業や往来自粛に協力を 緊急措置強化で知事
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、和歌山県が遊興施設などに休業要請を行うなどの緊急事態措置の強化が25日、始まった。開始に当たり仁坂吉伸知事は、改めて対象事業者に協力を求め、県民にはゴールデンウイーク期間の帰省による県外との往来を自粛することなどを呼び掛けた。
休業要請の対象は遊興施設や劇場、集会・展示施設、運動・遊技施設など。この他、ゴルフ場やキャンプ場、スーパー銭湯、道の駅などは特に県外からの受け入れ自粛を依頼する施設としている。
ゴールデンウイーク期間は、県内外への帰省による往来を自粛し、やむを得ず県内に戻った場合は、2週間の自宅待機と連絡ダイヤル(℡073・441・2170)への登録を求めている。
また、23日に行われた関西広域連合の対策本部会議での決定を受け、「関西・GWも外出しない宣言」への協力を要請し、連休中はできるだけ家で過ごすことを呼び掛けた。
24日の記者会見で仁坂知事は「かろうじて踏みとどまっている県内の状況を保てなくなる恐れがある。県内外の人に切にお願いをしたい」と話した。