和歌山クラブ、信愛がV 近畿6人制バレー県予選

 第54回近畿6人制バレーボール総合男子・女子選手権大会県予選大会が26日、 和歌山市中之島の県立体育館で開かれ、 男子は和歌山クラブ、 女子は信愛高校がそれぞれ優勝を飾った。 両チームは9月に大阪府で開かれる近畿大会に出場するが、 信愛が辞退のため、 準優勝の和歌山教員が出場する。 同大会には、 高校総体で優勝した男女各1チームも出場権を得る。

 予選は男子10チーム、 女子5チームが参加し、 トーナメントで熱戦を繰り広げた。

和歌山クラブ2(25―9、25―11)0和歌山大学
 男子の決勝は、 和歌山クラブと和歌山大学が激突。 3年後の紀の国わかやま国体に向けて編成され、 能力の高い選手がそろう和歌山クラブは、 序盤から和歌山大学を圧倒。 高い技術と個々の能力を生かし、 第1セットを25―9で先取した。 第2セットに入っても勢いは衰えず、 新加入した前田のスパイクなどが次々に決まり、 25―11で圧勝。 初優勝を飾った。

 山本主将(29)は 「みんなで頑張った結果。 近畿大会では1つでも多く勝ちたい」 と話していた。

信愛2(25―16、25―16)0和歌山教員
 女子の決勝は信愛と和歌山教員が顔を合わせた。 部活を引退した3年生だけで挑んだ信愛は、 大会の1週間前に本格的な練習を始めたとは思えないパフォーマンスを披露。 立ち上がりからサーブで攻め立てると第1セットを25―16で奪い、 試合の主導権を握った。 第2セットも宮井、 吉田のスパイクが要所で決まるなど、 25―16で連取。 3年生最後の大会に花を添えた。

 原主将(18)は 「チームワークで勝ち取った優勝。 楽しくできたし、 優勝できてよかった。 みんなには感謝の気持ちでいっぱい」 と笑顔で話した。

 試合結果と両チームのメンバーは次の通り。

 【男子】◇1回戦=Woods2(25―19、 13―25、 25―19)1耐久倶楽部▽和歌山クラブ2(25―9、 25―7)0HighRange◇2回戦=Woods2(25―14、 13―25、 25―22)1和歌山教員▽和歌山大学2(25―23、 25―20)0鳳凰会▽FREES2(25―22、 25―15)0橋本球友会▽和歌山クラブ2(27―25、 25―18)0エースクラブ◇準決勝=和歌山大学2(25―14、 15―25、 25―14)1Woods▽和歌山クラブ2(25―10、 25―16)0FREES

 【女子】◇1回戦=信愛2(25―14、 25―8)0QUEEENS◇準決勝=信愛2(25―11、 25―11)0和歌山V.B.C▽和歌山教員2(25―19、 25―17)0開智アルテミス
 《和歌山クラブ》監督=辻本栄喜▽コーチ=井潤伸治▽主将=山本英之▽選手=和中謙治、 本多尚也、 堀内誠司、 山本哲耶、 土佐誠也、 大橋直記、 前田朋哉、 増谷篤、 増野彰、 佐藤伸洋、 福田誉
 《信愛》監督=田村学▽コーチ=中岡めぐみ▽主将=原まなみ▽選手=宮井遥、 梶田つかさ、 吉田奈未、 山本津麻紗、 阪上紗也子、 高田祐衣、 里村藍、 田中莉紗子、 西出彩乃