添付漏れ等不備16%超 和市の定額給付金申請
1人あたり10万円の特別定額給付金について、和歌山市の郵送申請の16・7%に不備があることが分かった。大半が本人確認書類、振込先口座番号の確認書類の添付漏れで、尾花正啓市長は28日の記者会見で市民に注意を呼び掛けた。
市によると、27日正午までに審査を行った申請1万5230件のうち2543件に不備があり、その9割以上が添付書類の漏れだった。
原因について見解を問われた尾花市長は「書式の問題はあったのではないか」と発言。申請書は国の書式に従い、添付書類は申請書の裏面に貼るようになっているが、表面に「代理人が申請する場合は、裏面の代理申請(受給)に御記載ください」との注意書きがあることが、裏面を見る必要がないとの誤解を生んだ可能性を指摘した。
添付漏れがある申請書は順次、返送し、市民が再度郵送する必要があり、給付金の振り込みに時間がかかる。