紀の川市で被害確認 クビアカツヤカミキリ

特定外来生物の「クビアカツヤカミキリ」による被害がこのほど、和歌山県紀の川市の2園地4樹で発生した。県ではこれまでかつらぎ町や岩出市、橋本市で確認されている。同町や岩出市でも被害園と被害樹が増加した。

紀の川市では6月21日、園主が1樹に同虫のものと疑われるフラス(虫糞と木くず)を発見しJAに通報。22日に同虫の被害であることを確認し同園地で2樹の被害を認めた。

被害園周辺2㌔圏内の調査を23~29日に実施した。もも1園地1樹の被害が分かった。すももやうめ、さくらの被害はない。

県農業環境・鳥獣害対策室は今後、県全域の被害調査の継続と防除対策指導、研究及び生態調査を行うとしている。