高さ3.6メートル 海南中のヒマワリが成長
海南市立海南中学校(和歌山県海南市日方、熊代秀至校長)の正門そばに植えたヒマワリが成長し、高さ3・6㍍を超えて大きな花を咲かせている。
ヒマワリは昨年校内で植えた花から落ちた種子が発芽したもの。校内の畑や植物を整備している津田昂太郎教諭(28)によると、ヒマワリの芽は5月ごろに見つけ、芽を出すのが例年より早いと思いつつ、正門の隣にある植え込みに移したという。
休校中は教員が肥料を与えたり、水やりを行ったりしていた。6月からは園芸委員の生徒が水やりと草引きをし、ヒマワリはすくすく成長して2㍍を超えた。倒れないように支柱を固定したが、支柱の高さを超えて伸びていくため継ぎ足していったという。
3・6㍍のヒマワリは登校する生徒も立ち止まって見上げるほどの高さになった。園芸委員長で3年の露峯拓斗君は「ヒマワリはその辺りで見られる花という訳ではないので、学校で大きくなっているのを見た時はびっくりした。ヒマワリ以外の植物が元気に育つように、しっかり手入れする活動をしていきたい」、津田教諭は「大きくなったヒマワリを見て、植物に興味を持ってもらいたい。興味を持つことで面白くなる自然もある」と話していた。
同校では夏野菜の栽培の他、地域住民と共に季節の花の植え替えも行っている。生育途中のヒマワリもあり、まだまだ大きくなる可能性もあるという。