新たに4人の感染を確認 福祉施設の職員も

和歌山県は21日、新たに4人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。全員が田辺保健所管内在住。このうち2人は、県福祉事業団が運営する「南紀医療福祉センター」(上富田町)の職員と入所者で、同施設では入所者や職員、利用者など約200人を対象に検査する。県内の感染者は累計223人となり、35人が入院している。

感染が確認されたのは10代の男子中学生、10代の女子高校生、40代の福祉関係者の女性、40代の無職の男性。1人が無症状、3人の病状は安定している。

中学生と高校生は経営者や店員の感染が確認されている同市の飲食店「ねむの木食堂」の関係で、中学生は30代女性経営者の親族、高校生は親族の友人。ともに19日に濃厚接触者として検体を採取し検査を行ったところ陽性が判明した。

40代の福祉関係者の女性は南紀医療福祉センターに勤務し、支援員として利用者の入浴介助やオムツ交換などの業務を行っていた。13日に咽頭痛があり14日以降は38度台の発熱が続いた。11、13日に勤務した他、17日も1時間ほど出勤し体調不良を訴えて早退したという。19日に検体を採取し、その後検査を行ったところ陽性が判明した。

40代男性は同センターの入所者。18、19日に39度の発熱があり、濃厚接触者として20日に検体を採取したところ21日に陽性が判明した。

4人の感染を発表する野㞍技監㊧

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