安全安心へ役割果たす 親家県警本部長が会見
24日付で着任した県警の親家(しんか)和仁本部長(50)が26日、和歌山県警本部で会見し「早く和歌山に溶け込み、県民の安全安心のために与えられた役割をしっかり果たしていきたい」と抱負を語った。
親家本部長は兵庫県加古川市出身。東京大学法学部を卒業後、1994年に警察庁に採用され、愛知県警刑事部長、警察庁刑事局捜査一課長などを歴任した。
和歌山の印象については、警察庁では和歌山県警から出向してきた職員と会うこともあったといい「のんびりしているようで、芯が強い人のイメージ。自然豊かで、明るく開放的な海よりは、厳粛で神秘的な山々の印象が強い」と話した。
県警への抱負と課題については、刑法犯や交通事故の件数が18年連続減少していることから、これまでの取り組みを継続してさらなる高みを目指したいとし「テロや災害への備え、ストーカー、虐待、特殊詐欺などには関係機関と連携して警察の役割を果たし、県民の生命、身体、財産が被害に遭わないようにすることに力を入れたい」と述べた。