風で転倒し女性骨折 台風10号の人的被害
非常に強い勢力で九州の西の海上を北上した台風10号は6日から7日にかけて、県内にも暴風雨をもたらし、和歌山県和歌山市の友ヶ島で最大瞬間風速33・3㍍を記録し、白浜町椿では風にあおられて転倒した60代女性が骨折の重傷を負った。
県によると、1時間の最大雨量は、田辺市野中で44㍉、同市下川上で38㍉などで、7日午後4時までの累積では、同市野竹法師で243㍉、下川上で217㍉に達した。
御坊市塩屋町では係留中のプレジャーボート1隻が転覆する被害があり、紀美野町では一時、約10軒が停電した。
道路関係では、串本町出雲と由良町大引の県道2カ所が、越波により一時通行止めとなった。