市高デパートが中止 伝統の商業体験
生徒が商品の仕入れから販売、決算まで手掛け、11月14、15日に予定されていた和歌山市立和歌山高校(和歌山市六十谷)の「市高デパート」が、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、中止されることが決まった。
1977年に「市和商デパート」として始まり、毎年行われてきた恒例イベントで、ことしが44回目。商品販売に関わる実務の全てに高校生が取り組む全国的にも珍しい体験学習として市民にも親しまれ、例年、2日間で1万数千人が買い物に訪れている。
多くの人出が予想され、来場者が密になることや運営関係者の感染リスクを排除することが難しく、安全な開催は困難と判断した。