隠れた美しい風景撮影 ノビノスで2人展
和歌山県海南市の南野上公民館写真教室の2人展「海南ええ町 夢の街」が29日まで同市日方の海南nobinos(ノビノス)で開かれている。
同教室は現在7人。月1回公民館に集まり活動している。今回はメンバーから代表の田津原博文さん(71)と坂本淳さんが20点を出展。ノビノスをはじめ、新しい施設や道路により変化していく風景と、昔から変わらない風景をテーマに、黒江の街並みや温山荘など写真映えするスポットでなく、あまり知られていない海南の景色を集めた。
称名寺の釣鐘とヤギや光道寺の護摩行、塩津港の夕景、カラフルな倉庫と満月、マンションの上層階から撮影した夜の海南駅といった風景を新旧の海南をイメージし、明暗を強調して撮影している。A1、A2と写真の迫力を生み出す大きなサイズで展示している。
田津原さんは「どんどん変わっていく海南の風景を写真で残していかなくては。写真は逆光で撮影したものも多く、逆光を生かした撮り方という点でも見てもらいたい」と話している。
午前9時から午後9時半(最終日は6時)まで。同教室では10月1日からJR海南駅構内の「かいぶつくん」でも写真展「鉄路のある風景」を実施予定。