10月から罰則適用 県ごみの散乱防止条例

ことし4月に施行された「県ごみの散乱防止に関する条例」の罰則規定施行が1日から始まり、和歌山県和歌山市の県庁正面玄関前でパトロールの出発式が行われた。

罰則規定の施行により、ごみをみだりに捨てたことを発見した場合、県の環境監視員が回収を命じ、命令に従わない場合は過料(5万円以下)を徴収する。

出発式では、県環境生活部の高垣晴夫参事が環境監視員に、「(活動は)命よし、宇宙よし、未来よしにつながっていくと確信している。安全第一で条例の周知と監視をお願いしたい」と呼び掛け、監視員を代表し小林哲朗さんが「もっともっと美しい和歌山をつくるために頑張ります。行ってきます」と誓った。

監視員らは県職員や県PRキャラクターのきいちゃんに見送られ、車両に乗り込んで出発。JR和歌山駅周辺で啓発活動を行った。

高垣参事は「今の状況をそのまま将来に引き継ぐのではなく、もっともっと和歌山をきれいにして将来の子どもたちに引き継ぎたい」と話していた。

不法投棄のパトロールに出発する環境監視員

不法投棄のパトロールに出発する環境監視員