高校総文へ カウントダウンボード完成

来年夏に和歌山県内で初めて開かれる第45回全国高校総合文化祭「紀の国わかやま総文2021」の開催300日前を記念したPRイベントが11日、和歌山市中のイオンモール和歌山であった。この日は開幕まで293日となり、県内三つの工業高校の生徒が制作した3台のカウントダウンボードが披露された。

紀の国わかやま総文は来年7月31日から8月6日まで開催。全国から約2万人の高校生が集まり、約10万人の来場が見込まれている。

この日のPRイベントで、県実行委員会会長の宮﨑泉教育長は「『文化部のインターハイ』ともいわれる大きな大会だが、あまり知られていない。あと300日あるので、しっかりと盛り上げ素晴らしい大会にしたい」とあいさつ。生徒実行委員会や制作した生徒と除幕した。

ボードは紀北工業、和歌山工業、田辺工業の生徒が、生徒企画委員会のアイデアを基に手作り。木や鉄製で、来年県内で開かれる国民文化祭も併せてPRしている。それぞれの大会までの日数を知らせるLEDが点灯し、両大会のポスターのデザインや県のマスコットキャラクターきいちゃんがあしらわれている。

今後、県庁南別館、和歌山市役所、和歌山ビッグ愛(来年5月末まで、以降はJR和歌山駅)に設置される。

この日、会場には生徒たちの書や絵画などが展示され、書道パフォーマンスや琴、演劇、吹奏楽などのステージ発表もあった。

広報イベント部会会長で日高高校3年生の中尾天音さんは「来年開かれる2大会を一緒にPRできるボードができてうれしい。大人の文化祭だけでなく高校生の発表もあることを一人でも多くの人に知ってもらえるよう盛り上げていきたい」と笑顔で話していた。

完成したカウントダウンボードが披露された

完成したカウントダウンボードが披露された