日本文化の祭典を配信 8日ブラジル県人会

ブラジル和歌山県人会とブラジル日本都道府県人会連合会が共同開催する日本文化の祭典「Festival do Japao(日本祭)」が日本時間の8日午前7時~10時、動画サイトのユー・チューブで配信される。

県によると、日本祭は、日本の芸能、踊り、郷土料理、武術など多様な文化のショーがあり、例年は各都道府県のブースで産品販売なども行っている。

今回はショーの配信を通じて日本文化をブラジル国内外に紹介する。新型コロナウイルスのパンデミックの中でも、文化伝承の思いを継いだ青年が中心となって運営する。

ポルトガル語が中心の配信となるが、同県人会は「言語の壁を乗り越えた、誰もが楽しめるショーにしたい」と話し、日本からの視聴を呼び掛けている。

日本からブラジルへの移民は1908年に始まり、和歌山からは戦後の食糧難、就職難や53年の紀州大水害を背景に多くの人々が移民した。県人会の現在の会員は219人。