2カ月ぶり一日2桁 コロナ県内326人に
和歌山県は15日までに、県内で新たに計18人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。県内の累計感染者数は計326人となった。43人が入院している。
14日に発表されたのは10人で、県内で一日に2桁の新規感染者が確認されるのは8月18日以来。感染者の居住地別の内訳は和歌山市4人、岩出保健所管内2人、橋本保健所管内3人、田辺保健所管内1人。県によると、9人は症状が安定しており、1人は無症状という。
和歌山市では10歳未満の女児、40代自営業男性、50代会社員男性、60代パート職員女性が感染。女児は8日に感染が発表された70代男性の同居家族。8日に濃厚接触者として検体を採取した際は陰性だったが、13日に再度検体を採取したところ陽性が判明した。無症状で医療機関に入院している。
岩出保健所管内では、30代会社員女性と女性の同居家族で60代アルバイト女性が感染。2人とも入院している。
県庁で会見した県福祉保健部の野㞍孝子技監は「11月に入り(感染者の年齢が)高年齢に移行しており、基礎疾患のある人が重症化している」との認識を示し、「市中感染が広がっている状況ではないが、県民の皆さまには感染拡大防止にぜひご協力をたまわりたい」と呼び掛けた。
15日には8人の感染を発表した。内訳は和歌山市が3人、岩出保健所管内が3人、橋本保健所管内が2人。1人が無症状で、それ以外は症状が安定しているという。
県によると、和歌山市の3人は、14日に感染が発表された同市の50代会社員男性の濃厚接触者で、60代の会社役員男性と50代の会社員男性、60代の会社員男性。いずれも会食や会議などで接触していた。
岩出保健所管内の10代男子高校生は、12日に感染が発表された男子生徒と同じ学校に通っており、6日から鼻詰まりや全身倦怠感があった。この男子高校生の同居家族の40代自営業男性と、40代保育士女性の感染も確認された。
この他、橋本保健所管内では、すでに感染者が確認されている介護事業所で勤務する40代女性看護師が感染。14日に感染が発表された40代女性らの同居家族の10代女子中学生も感染し、無症状という。