出演者を公募へ 来秋ぷるぷる娘ミュージカル

来年秋に和歌山県内で初開催される「紀の国わかやま文化祭2021」の成功を支援するため、ふるさと癒やし歌実行委員会(岩橋和廣代表)は文化祭期間中の2021年11月14日、「ふるさと癒やし歌こどもミュージカル&コンサート」を紀の川市の貴志川生涯学習センターで開く。17日に同市の打田生涯学習センターで制作発表会があり、郷土の素晴らしさを歌で伝承する公演とすること、来年1月1日から出演者を募集することなどが明らかにされた。

こどもミュージカルは〝フルーツ王国〟紀の川市の食育推進の歌「紀の川ぷるぷる娘の歌」をテーマに創作する。郷土の良さを歌で伝承し、地元産のフルーツのキャラクターで子どもが歌い踊り、食べる力の大切さを伝える内容となる。

コンサートは、和歌山の歴史や文化を題材にした作品を歌い続けている歌手の宮本静さんが、オーケストラにアレンジされた「ふるさと癒やし歌」で新たな魅力を表現する。

制作発表会には、実行委員会の岩橋代表、こどもミュージカルのシナリオと作・編曲を担当する和歌山市のピアニスト・木谷悦也さん、振り付け・ダンス・舞台を担当する同市出身の元宝塚歌劇団雪組俳優・星沙紀帆さん、宮本さんが出席し、一般来場者も参加した。

岩橋代表は「子どもたちと共に、和歌山は素晴らしいということを歌を通じて表現したい」とあいさつ。長く地域に受け継がれ、上演されるミュージカルをつくり上げていく思いを話した。

概要説明の後、宮本さんが歌声を披露。デビュー曲「紀の川のほとりで」に続き、「紀の川ぷるぷる娘の歌」では、紀の川市観光協会キャラクターのぷるぷる娘の着ぐるみ6体が、めったにない勢ぞろいの姿を見せ、宮本さんのバックに並んだ。

本番の公演は、来年11月14日午後2時から、貴志川生涯学習センターかがやきホールで。

こどもミュージカルの出演者は、小学1年から中学3年生ぐらいまでの15人程度を募集。性別や経験は問わない。応募期間は来年1月1日~3月31日。役柄は、紀の川市の古刹・粉河寺の縁起絵巻に登場する千手観音の化身・童男さん、紀の川ぷるぷる娘(柿のかきぷる、ハッサクのさくぷる、キウイのきうぷる、イチジクのじくぷる、イチゴのいちごっぷる、桃のももぷる)、ぷるぷる合唱隊となっている。

書類選考の後、オーディションを行う。オーディションは無料で、レッスン費用(20回)1万5000円が必要。

申し込み、問い合わせは同実行委(℡&FAX073・457・1011、メールidt04474@nifty.com)。

「紀の川ぷるぷる娘」と共に歌う宮本さん

「紀の川ぷるぷる娘」と共に歌う宮本さん