新たに8人が感染 新型コロナ県内403人に

和歌山県は24日、県内で新たに8人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。2人が無症状で、他の感染者も症状は安定している。県内の累計感染者数は400人を超え、計403人となった。

居住地別の感染者は和歌山市3人、橋本保健所管内3人、田辺保健所管内2人。

和歌山市では、70代無職女性、50代無職女性、30代アルバイト男性の3人が感染。女性2人はいずれもすでに発表されている感染者の家族で濃厚接触者として検体採取を受けた。

30代男性は21日に38・9度の発熱と全身倦怠感があり、翌日医療機関を受診。23日に陽性が判明した。

田辺保健所管内の感染者2人は60代会社役員の女性と20代男子学生。ともに感染者の濃厚接触者として検体採取を受けた。60代女性は田辺市の飲食店「一藤(いちふじ)寿司」を利用。同店ではすでに店主や別の利用者の感染が判明しており、県は今月20日~21日に同店を訪れた人は最寄りの保健所に連絡するよう呼び掛けている。

記者会見で県福祉保健部の野㞍孝子技監は「高齢で基礎疾患をお持ちの方が増えており、大変危惧している。この時期に多くの人が集まるような催しや余暇活動は参加だけでなく開催も含めて自粛していただきたい」
と呼び掛けた。