京奈和道と国民文化祭に期待 教育無償化や被災地復興に全力
3月18日、先週の土曜日に大きなイベント二つに出席させていただきました。
一つは京都、奈良、和歌山を結ぶ「京奈和自動車道」の岩出根来ICから和歌山JCT間延長6・5㌔㍍が開通し、石井啓一国土交通大臣をはじめ、地元の関係者の皆さまも参加されての記念式典に出席させていただきました。京奈和自動車道は数多の諸先輩たちが関わってこられ、多くの県民が待ち望んでいた道路です。それは今月11日に行われました京奈和自動車道ウオーキングイベントに約5000人の方が参加、そして開通の日、18日午前中のウオーキングイベントにも大勢の皆さまが参加されたことからもわかります。
渋滞の緩和、沿線の企業立地、観光客の増加、京奈和自動車道沿線に多い柿、桃、ミカンなど果物の出荷の輸送時間短縮等に期待が高まります。今回、特に近畿で初めて、高速道路ナンバリング標識が設置され、訪日外国人をはじめ全ての利用者にわかりやすい道案内が実現します。また地上約100㍍の雄ノ山高架橋は「天空の橋」ともいわれ、すでに人気も出始めています。
もう一つは、平成33年度の第36回国民文化祭が和歌山県に決まったことを記念して開催に向けての機運醸成を図るため、県民文化会館で行われました「国民文化祭キックオフイベント」です。国民文化祭は、全国各地でさまざまな文化活動に親しんでいる人たちが集まり、発表や交流をする国内最大級の文化の祭典です。文化や芸術は生きる力。人間の心を豊かに、そして強くする。文化・芸術が生み出す「感動の力」で希望は広がり、和歌山の活力ある新しい時代を拓いていくことが期待されます。
私の国会における活動についてもご報告させていただきます。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会においては、スポーツの祭典とともに、文化の祭典として「文化プログラム」に取り組むことになっています。これは全国津々浦々で国内外の人々が魅了される日本文化を文化プログラムとして展開するものです。公明党としても、私が委員長となり文化プログラム推進委員会を設置して強力に推進しているところです。また日本の柱は教育であり、公明党は教育費無償化を目指していますが、このたび公明党として、私が座長を務め教育費無償化財源検討プロジェクトチームを立ち上げ取り組んでいます。最近全国各地で深刻ないじめ問題が報道されていますが、いじめ問題等検討プロジェクトチームの事務局長として、ラインによるいじめ相談の実施を3月2日に松野文部科学大臣に申し入れ致しました。
経済産業委員長としては、公明党経済産業部会と共に早期の廃炉を目指している福島第一原子力発電所を視察致しました。発電所内各施設さらに原子炉建屋の中もつぶさに視察してきました。またカナダ連邦議会議員団やデンマーク王国国会ビジネス委員会議員団の表敬訪問を受け、両国の経済連携や諸課題について議論致しました。周知の通り、3月11日で東日本大震災発災より6年が経過しました。私は、山口公明党代表・安倍総理大臣と共に追悼式に参列致しました。被災されてお亡くなりになった皆さま方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。私は発災当時よりボランティアで被災地支援を行ってまいりました。また環境大臣政務官として被災地を担当致しました。追悼式に参列して改めて復興の加速化に全力で取り組むことを決意致しました。