ワクチン接種円滑に 和市が医療機関と意見交換
新型コロナウイルスのワクチン接種についての意見交換会が2月27日、和歌山県和歌山市吹上の市保健所であった。
意見交換会は初開催。市民が安心してワクチンの接種を受けられるよう接種体制を構築するのが目的。同市、県の担当者、医療機関の関係者などが参加し、冒頭を除き非公開で行われた。
尾花正啓市長は冒頭のあいさつで「世界中がワクチンの接種に大いに期待を寄せているが、さまざまな不確定要素がある。円滑にスタートを切り、スムーズに接種を進めていきたい。われわれも全力で取り組んでいく。医療関係の皆さまのご協力が不可欠。ご忌憚(きたん)のない意見をお聞きしたい」と述べた。
意見交換会は約1時間にわたった。終了後報道陣の取材に応じた尾花市長は「ワクチンの接種体制をどうつくっていくか、いろいろな意見が現場から聞けて良かった」と成果を挙げ、「不確定な中で日にちだけが迫っている。次に向けてステップを進んでいかないといけない。(国には)供給量とスケジュールを早く明確にしていただきたい」と述べた。