住民らが大絵馬制作中 関戸地区
「来年は良い年でありますように」 という願いを込めて、 高齢者が作品作りなどで交流している 「つどいの家関戸」 (和歌山市関戸、 高松陽子代表)の会員14人は、 地元の矢宮神社(矢田部弘州宮司)に奉納する来年のえと 「たつ」 の大絵馬(縦約180㌢、 横約300㌢)を制作している。
ことしで10回目。 会員らは15日、 昨年奉納した絵馬を取り外し、 同じ場所に制作中の 「たつ」 の絵馬を取り付けて完成のイメージを確認。 絵の具と筆を手に、 その場で赤、 白、 緑などの色を龍のあごや胴の辺りに丁寧に塗っていった。
会員の岩橋幸子さん(81)は 「来年こそ、 世界が平和でありますようにと願って描きました」 とにっこり。 絵馬の下絵作りなど、 制作の中心となった寺井信子さんは 「ことしは震災や台風などが起こり悲しい年でした。 来年は機運が高まることを願って龍の構図を考えました」 と話していた。
絵馬は全会員の名前とメッセージを添えて完成させる。 同神社への奉納は22日以降の予定だという。