新年度スタート 官公庁で辞令交付式
官公庁で2日、 新入職員への辞令交付が行われた。 真新しいスーツなどに身を包んだ新社会人たちの姿が見られ、 厳しい社会情勢の中、 各所属組織での活躍を誓った。
【県庁】午前9時40分から新規採用者辞令交付式が行われ、 120人が新たな一歩を踏み出した。 内訳は一般行政職Ⅰ種63人、 一般行政職Ⅲ種4人、 技術専門職Ⅰ種26人、 技術専門職Ⅲ種1人、資格免許職26人。
仁坂吉伸知事は一人ひとりに辞令を交付。 新職員は仁坂知事に 「頑張ります」「よろしくお願いします」 と述べ、 志を新たにしていた。 仁坂知事は 「県民のためにどうしたらいいかという使命感を忘れないでほしい。 『なぜ』 『どうして』と考え、 大いに提案する人であってほしい」 と激励した。
新職員を代表して総合防災課に配属予定の一般行政職、 城雄人さん (26) は 「県民全体の奉仕者として誠実公正に職務を執行することを誓います」 と宣誓した。
これまで県は行政改革プランに基づき職員数を削減してきたが、 紀伊半島大水害からの復興などの業務が増加したため、 今回の新規採用者は過去10年で最多となった。 120人のうち30歳以上の職員は30人 (1日現在)。
【和歌山市役所】午前9時から新入職員の採用発令式が行われ、 市長部局57人 (うち女性20人)、 消防局10人 (同1人)の計67人に辞令が手渡された。
市長部局代表の島本恭平さん (26) と消防局代表の木本茂希さん (24) が 「全体の奉仕者として、誠実かつ公正に職務を執行することを誓います」 と宣誓。 大橋建一市長は職員に求める姿勢として、市民の立場で考えること、 時代の変化に敏感であることなどを挙げ、 「積極的に仕事に取り組み、 自分から勉強し、 早く一人前になってほしい」 と激励した。
消防局の女性新職員、 北岡幸さん (25) は 「公の立場で人のためになることがしたいと消防職員を希望した。 男性が多い職場だが、 負けずに活躍できるよう頑張りたい」 と話していた。