紀淡ルート実現目指す 近畿など10府県が協議会

 関西空港への高速交通アクセスや紀淡海峡ルートなどの実現を目指して近畿・四国・九州の各府県が参加する「関空・紀淡・四国高速交通インフラ期成協議会(仮称)」の設立総会が21日、大阪市内で開かれる。

 県総合交通政策課によると、協議会には、議決権を持つ会員として和歌山、大阪、兵庫、奈良、徳島各府県の知事、議決権のないオブザーバー会員として香川、愛媛、高知、大分、宮崎の各県知事が参加。和歌山が事務局県となる。

 設立趣旨では、大規模災害などのリスクを分散するには、関西を中心に西日本が一帯となって発展することが重要とし、関西空港の機能強化や西日本全体をつなぐ高速交通インフラの整備を掲げ、紀淡海峡ルートや四国新幹線などの実現に向けて協力するなどとしている。

 設立総会では、役員選出や規約、事業計画の審議などを予定している。