和田秀教市議が死去 元議長の重鎮
元和歌山市議会議長で現市議の和田秀教氏(市民クラブ所属)が10日午後8時3分、肺がんのため日赤和歌山医療センターで死去した。65歳だった。通夜は15日午後7時から、告別式は16日午前11時から、同市鷺ノ森1、本願寺鷺森別院で。喪主は妻・淑江(としえ)さん。
和田議員は、昭和53年の市議補欠選挙に29歳で立候補し、初当選。その後、10期にわたって市議を務め、市の発展に尽力した。平成3年5月から1年間、市議会議長に就任し、全国市議会議長会副会長や県市議会議長会会長も務めた。平成23年5月からの2年間は2度目の議長に就任した。
直近の市議選では2期連続のトップ当選を果たし、人柄や実績への評価とともに市議会の重鎮として活動していた。
市議会事務局によると、和田議員はことし6月11~26日の6月議会は、委員会や採決も全て出席していたが、今月8日の臨時議会は「個人的な都合」を理由に欠席していた。市職員には「調子が良くない」と話していたという。
自民党市議団団長なども務めた和田議員の突然の訃報に同党県連の吉井和視幹事長は「和歌山の発展に大きく貢献してくれた人だったので非常に残念。尾花正啓新市長も誕生し、これからという時だった。党にとっても大きな痛手だ」と惜しんだ。