卒業生が新活動立ち上げへ わかやま塾

 県の未来を支え世界にはばたくグローバル人材の育成を目指し、仁坂吉伸知事を塾長とする県の「わかやま塾」の活動が広がりを見せている。昨年度に学んだ2期生ら12人を中心とする卒塾生の会「わかやま塾NEXTⅡ」(中原勝美代表理事)が、27日の設立総会から活動をスタートさせる。地域活性化への貢献が期待されている。

 わかやま塾は、若手の経営者や公務員などを対象に平成25年6月から行っている事業。2期生は昨年6月からことし2月まで勉強会を重ね、㈱独立総合研究所の青山繁晴社長や太洋工業㈱の細江美則社長、㈱サイバーリンクスの村上恒夫社長、中野BC㈱の中野幸生社長ら、県内外で活躍する経営者や専門家の話を聞き見識を深めた。

 わかやま塾NEXTⅡは、「ともに学び、ともに成長し、元気和歌山を創生する」をメーンテーマに掲げ、まちを盛り上げるボランティア活動やまちづくり活動などを進めていく予定。異業種間交流などの機能の他、行政関係者らも参加することにより、未来を見据えた新しい発想の議論ができると期待している。

 県の100年企業表彰を受ける老舗企業で専務を務める中原代表理事(49)は「和歌山が元気になるには、県民全員が元気にならなければならない。われわれが先頭に立って、ネットワークを生かして元気を広めていきたい」と活動への思いを話した。

「和歌山を元気にしたい」と中原代表理事

「和歌山を元気にしたい」と中原代表理事