特産ハモの料理を提案 女性団体招き試食

 食を通して海南市の活性化を目指す団体「鱧の街・菓子の街海南プロジェクト実行委員会」(委員長=新谷武一・市観光協会長)は15日、市内の女性団体会員ら約50人を招いた「鱧料理の展示試食会」を開き、ハモの新メニュー13品のアンケートをとった。

 同実行委員会は、戸坂漁港で歴史あるハモ漁と、お菓子の神様を祭る下津町橘本の「橘本神社」に注目し、同市の食文化から地域活性化を考える団体。ことし4月に市内の飲食店や菓子屋で実行委を発足し、ハモグループ、菓子グループに分かれて活動している。8月には実行委員らによる試食会を開き、9店舗から20品が提案され意見を出し合った。

 今回の試食会では各メニューの値段を提示して実施。たこの代わりにハモを入れた「鱧たこやき」(8個入り400円)、揚げたハモをバンズにはさんだ「ハモカツバーガー」(1個350円)など、参加者は試食品を味わいながら、ハモの調理の仕方や値段の適正さなどの評価をアンケートに書き込んでいた。

 今後アンケート結果をまとめて、試食品の改善に取り組む。来年度から同市、紀美野町の飲食店でのメニュー提供を目指している。

13品が並んだ御膳

13品が並んだ御膳