岩出市が初の1位 広報コンク一枚写真の部
県内市町村の広報紙を審査する「第13回県広報コンクール」(県広報協会主催)一枚写真の部で、岩出市の「広報いわで9月号」が20市町村中の1位に選ばれた。同市が同部で1位を獲得するのは初めてとなる。
コンクールは、広報技術の向上を目的に平成15年度から始まった。市町村が昨年発行・発表した広報紙と掲載写真の中から任意の月号を募り、広報紙(市部・町村部)、一枚写真、組写真の各部門で審査した。一枚写真の部には20点(市・町村の区分なし)の応募があった。
審査基準は、表現力や技術力、意匠力(デザインやレイアウト)など6項目。各5点、最高30点の合計点数を算出して順位を決めた。
広報紙を制作しているのは、市長公室市民ふれあい係3年目の嶋本真幸主事(28)。普段から写真を撮る際は、人物の表情などに気を配ることを心掛けている。
1位に輝いた写真は、同号25ページの「まちの話題」で紹介した「どろリンピック」の一こま。市民にイベントを知ってもらい、参加してもらおうと、楽しさの伝わる写真を掲載した。嶋本主事は、「どろフラッグ」種目で競い合う中、見事に勝利し両親に向けてうれしそうに棒を持った手を挙げている女の子を撮影。審査では、「全身を使った喜びの瞬間、躍動感がある」「背景の緑の稲が効果的な配色」などと評価された。
嶋本主事は「1位を取れてうれしい。これからも良い写真が撮れるよう努めたい。広報紙の部でも上位を目指したい」と話していた。