言葉の壁を越え交流 米国訪問団が城東中へ
和歌山市立城東中学校(同市美園町、松本芳之校長)に9日、アメリカ・ベイカースフィールド市教育訪問団の11人が訪れ、同校の3年生72人と共に授業を受け、交流活動を行った。
訪問団は8日夜に和歌山へ到着。9日午前に尾花正啓市長を表敬訪問した後、同校を訪れた。
訪問団の生徒はそれぞれ3年生のクラスに分けられ、英語で会話するグループワークに参加したり、「花」や「桜散る頃~僕達のLastSong~」を合唱したり、日本の中学校の授業を体験した。
カーソン・ライアン君(16)は「普段学校で受けている授業とは少し違った。こっちの授業は楽しくしゃべりながらできた」と笑顔。キャサリン・ローズ・ダイアスさん(17)は「動物や漢字について話した。みんな大人しくて親切で楽しかった」と話した。
一緒に合唱した同校の長濵未佳さん(14)は「卒業式で歌った思い入れのある曲を一緒に歌えてよかった。笑顔が素敵だった」、畔上舞紀さん(15)は「ジェスチャーで言葉を伝えられた。授業中にいろいろとサポートしたが、楽しんでもらえていればうれしい」と話した。
ベイカースフィールド市は和歌山市と昭和36年に姉妹都市提携を結び、ことしで55周年を迎える。訪問団は13日まで滞在し、ホームステイや、県内の名勝地訪問などを予定している。