和歌山で今秋トップリーグ試合 ラグビー
国内最高峰の「ジャパンラグビートップリーグ2016ー2017大会」の試合が10月22日、和歌山市の紀三井寺陸上競技場で開かれるのに向け、日本ラグビフットボール協会の幹部らが9日、県庁の宮下和己教育長を表敬訪問した。
県庁を訪れた日本ラグビー協会の岡義伸理事は日本ラグビー界の現状について「日本代表の活躍もあり、昨年の観客数は約50万人に達した。女子ラグビーが国体の正式種目に選ばれるなど、追い風が吹いている」と述べ、トップリーグの県内開催については「日本最高峰のラグビーを見てもらうことで、高校生や小さい子どもたちに刺激を与えたい」と意気込みを話した。
宮下教育長は「国体の開催を機に、施設の整備も進めた。学生の合宿だけでなく、19年のワールドカップに向けて事前合宿の誘致にも力を入れていきたい」と施設の活用に向けて意欲を見せた。
県内でのトップリーグ公式戦は3年ぶり2回目。対戦するのは近鉄ライナーズ(大阪市)と宗像サニックスブルース(福岡県宗像市)。80年以上の歴史を誇り、日本選手権で3回の優勝に輝いた実績を持つ名門・近鉄に、成長著しい宗像が挑む。
両チームには国際大会で活躍した選手も多く、宗像のカーン・ヘスケス選手は昨秋のロンドンW杯に日本代表として出場し、歴史的勝利を挙げた南アフリカ戦で試合終了間際に逆転トライを決めた。
当日は午後1時キックオフ。問い合わせは県教委スポーツ課(℡073・441・3698)。