薬物乱用はダメ! ソロプチ紀ノ川が啓発
6月26日の「国際麻薬乱用撲滅デー」を前に、女性の奉仕団体・国際ソロプチミスト和歌山紀ノ川(川端美恵子会長)は14日、県薬務課と共催で、和歌山市のJR和歌山駅周辺で「ダメ。ゼッタイ。」普及運動の街頭キャンペーンを展開。駅の利用者らに、覚醒剤や大麻などの薬物乱用防止を呼び掛けた。
啓発は、学校帰りの学生などが多い夕方の時間帯に合わせて行われ、覚せい剤乱用防止センターマスコットの「ダメ。ゼッタイ。君」も参加。専用のたすきをかけた会員25人が、啓発リーフレットの入ったポケットティッシュと、シャープペンシル500セットを配った。
県薬務課によると、平成28年の県内における覚醒剤や大麻・麻薬等薬物の検挙数は145人。このうち135人が覚醒剤という。川端会長は「スマートフォンなどの普及で、若者が簡単に情報を入手できる時代。薬物の弊害はある程度認識しているでしょうが、安易に手に入り、誘導されやすい環境にあり、啓発の声が若い方に少しでも届けば」と話していた。