粉河中ソフトボール部全国へ 11日~大阪
11日に大阪市此花区のセレッソスポーツパーク舞洲で開幕する第17回全日本中学生男女ソフトボール大会の女子の部に、紀の川市立粉河中学校が出場する。「初戦突破」を目標に、練習に励む日々。山本遙陽主将(15)は「自分たちのベストを尽くしたい」と意気込んでいる。
日本ソフトボール協会主催。中学校とクラブチームが日本一を懸けて争う、3年生にとっては最後の大会となる。
同校は7月に行われた県予選大会で勝ち上がり、4回目の全国切符を獲得。大会後は、全国の並み居る強豪を想定し、バンドエンドランなどの小技を鍛えた。また、高校生との練習試合を取り入れ、迫る本番へと準備を整えた。
部員は11人と少数だが、今春から就任した谷口好知監督の指導を受け、着実に力をつけた。派手な選手こそいないが、まとまりのあるチームに仕上がった。
投手は右腕の木村美咲が大黒柱。春先からスピードやコントロールが向上し、安定感が生まれた。直球にチェンジアップを織り交ぜ、緩急と左右に投げ分ける丁寧な投球で打者に挑む。バッテリーを組む大村更紗は状況に応じた配球を習得。リード面で木村を支える。
攻撃では1番の鈴木優子が高い出塁率を誇る。4番・大村、6番・土田真規子は強打の持ち主。2人の前に走者をためて、得点を狙う。 女子の部は全国から48チームが出場。同校の初戦は12日、埼玉レッドスティード(埼玉)とAKITA F. SP IRITS(秋田)の勝者に決まった。谷口監督は「楽しみ。大会を経験することでチームや選手が成長できれば」と話している。
メンバーは次の皆さん。
監督=谷口好知▽主将=山本遙陽▽選手=木村美咲、大村更紗、井戸本きらり、石井亜美、鈴木優子、阿部虹音香、楠本紗代、渡辺弥由、土田真規子、松浦愛美